地域おこし協力隊サポートデスクは、2016年に協力隊が4000人超えたあたりに総務省の事業で設置されました。隊員卒業生で初代メンバーはたしか3名(記憶が曖昧ですが、小林さん、野口くん、藤井だったような)
現在ではメンバーは隊員卒業生と自治体出向のJOIN職員の皆さん7名で担っています。
相談内容は、守秘義務がありお話できませんが、日常やっていることといえば、初期から比べるとだんだんとできることも増えました。
私は、隊員経験はありましたが、支援ノウハウの蓄積も何もない状態からの出発。権限と情報がなく緊張しながら電話をとったのを思い出します。毎月1回総務省やJOIN皆さん、相談員集まっての会議や研究会、全国各県ネットワークの皆さんとの情報交換の場(全てオンライン)があり、日頃の相談対応や、現場に対応したツールの検討、提案などを行なっています。
相談対応の延長で、各ネットワークや都道府県単位の支援団体に支援に資する情報提供もはじめています(各現場での支援は各現場の支援団体が、サポデはその団体への情報提供)。情報セクターとして提供できることが増えました。今年になって、WEBが改定されて、支援ツールの提供場所もはじめています。
相談データや現場で起きていることに対応し、相談を受けながら提案したり調べたりツールを作成したりする日々ですが、卒業生相談員はそれぞれが任地の事業をしながらサポートデスク業務を担っています。
週替わりで相談員が東京デスクに行くことになっているので東京出勤もありますが、コロナで専用携帯でのサテライト対応になりました。がおちついた後は、どうなるかわかりません。
日常はというと、朝岡山で自分の事業の打ち合わせをして、お昼の時間をみてサポートデスクに連絡のあった相談者に電話。午後から岡山の事務所で自分が担っている事業の事務作業をこなして、夕方からサポートデスクの会議資料を作成して1日が終わるという感じです。
こう書くと味気ない日々ですが、表現できませんがなかなか味のある日々です。勉強研究を重ねもっと、内容を充実させていきたい。
協力隊に関わってよかったなと思う中のいくつかは、地域の現場から市町村、県、国のそれぞれの単位で物事を考えられる視点視野を身につけたこと。公的な事業のあり方について深く考えたこと。そして、分野や地域を超えた人的なネットワークをつくることができたことです。この気づきを、次の10年に繋げたいなと思います。