しばらくネパールにいます。
ネパールに来始めてからかれこれ14年。
昨日は、ネパールの文科省のみなさんとコミュニティーラーニングセンターの皆さんと意見交換(今年は橋本さんは欠席で藤井が司会)。
ネパールには地域の拠点になる公民館のようなものが、2000ほどあり(文科省の管轄のCLC)、今日は、そのうち代表的な70のCLCの代表者が集まりました。
1990年代からの岡山県での市民団体による貢献活動の興りと、日本の公民館の歴史、今後の関係や方向性についてサッと話しました。
日本の公民館は、
戦前から、近代化、資本主義の発達に伴って、おこる地域社会の歪みを解決しようというところから公民館の歴史は始まりました(諸説あり)。
戦後は、敗戦による焼け野原に、郷土の再建を目的にして、国主導で公民館を全国に設置(寺中構想)。民主化、住民参加型のまちづくり、それによる学習の場として地域再建の中心的な役割を担ってきました。現在では時代の変化とともに、ニーズが変化し時代の文脈に応えていくことが求められるように。
戦後に公民館に込められた想いは今でも色褪せないもので、今でもまだまだ役割があるけど、今はあまり勢いがないように思える。
ネパールはGDP、インフラ面でアジアでかなり下の方にいるけど(CLC職員の月給は6000円・公務員は低い人で1.6万円くらい。もちろん副業可)、CLCの活動量は多く、資金が少ないにも関わらず地域にとって重要な活動をしている。
明日は教育大臣がくるらしく(おどろいた)、CLC職員の給料についても聞いてみたい。農村振興におけるCLCでの役割は大きい。
何か具体的なプロジェクトをやってみたいなと思った。OKバジに会いたくなった。