日々のこと

まちづくりの方法と担い手

今日は、岡山県地域おこし協力隊ネットワークの理事会でした。

今回からオープン理事会にしました。和気町の協力隊の拠点、エンターワケベースで開催。

まちづくりの先輩方の話を聞くと、そのやり方が変化している事に気付く。

主に建設コンサルタントなどがまちの絵を描き計画策定、コンサルティングがメインだった時代(現在でもあるが)。

現在はNPOや地域協議会が担い手になり、地域目線、地域密着ということが、まちづくりの事業を仕事でやっていくのに重要な項目になった。

背景としては、行政と地域の変化がある。

行政は、

人口減少に伴って歳入が減り、投資できる財源と人員が減った。公的な事業が縮小し担いきれない部分を住民主体に頼ることになる。協議会や、自治をする組織に、なるべくコストをかけずに3年くらいで自走してもらえるよに事業をすすめていく。立ち上げの初期のコストを賄うため国の補助金をとりまくる。しかし、事務仕事が増え、地域にでて時間をかけて真の課題を探る時間はあまりない。

一方、地域では、

高齢化に伴い、主体の勢いが以前に増してなくなりつつあり(それでも地域の生活を守るため必死にがんばる人たちがいる)、そこに協力隊のような人材と事業が同時にはいってくる。地域の若手や気持ちのある高齢者と組んでグループになり役場の支援を活かしたり、中間支援を担うようになる。中期的な視点でみると彼らは支援者でもあり地域の主体そのものになっていきつつあると思う。

これらの変化を考えると、今、求められるのは、行政がやってきた事業の中で、辞めることは辞めて、未来に投資できる金を増やし、半公的な事業をつくり、仕組みをつくり、それらを担う若めの集団を形づくることに投資すべし、ということになる。

しかし、そんな人たちがどれほどいるだろうか。

我々は、そこを描きながら、自ら手足を使って事業を担うにないてでありたいと思う。

まちづくりの方法は、まだまだこれから変わっていくのだと思う。

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